春日井市の子供は全国的に見ても運動ができない。危機意識を持って生活しましょう!

春日井市の子育て

みなさんは、愛知県が全国的に見て、運動能力が低い県だということをご存知でしたか?

例年スポーツテストは全国ワースト1位

(2022年度は小5女子&中2男子 他はワースト2位)

出典:愛知県スポーツテスト結果2022年度

しかもです。春日井市はその愛知県の中でも、さらに低い方のようです。

1春日井市内の子供の運動能力の現実

私は春日井市内で教員をやっています。

あまり詳しく書くと身バレしてしまうので書けませんが、

もう15年以上春日井市の教育に携わっています。

15年の間に子ども達はゆっくり、でも確実に運動が苦手になっています。

もちろん習い事でスポーツをやっている子は別です。

なので、正確に表現するとしたら

運動能力の格差がひどくなっている

というところでしょうか。

特に決定的に感じたのは、新型コロナウィルスが落ち着いた後でした。

習い事も含めた運動制限がかかってしまったせいで、

小学生の運動能力は爆発的に落ちていました。

これは体力だけでなく、

基礎的な運動能力がありえないレベル

の子が多くなったという事です。

スポーツテストの結果ではそこまで出てこないかもしれません。

なぜなら平均をとれば、下の子の状態が見えなくなってしまうからです。

例えば中学1年生で50m走が10秒台の子がクラスに何人もいる

立ち幅跳びで1m跳べない子が何人もいる。

部活や習い事でスポーツを始めても、

投げる、捕る、走るなどの基本的な動きができない。

現場で目の当たりにしている子ども達は、こんな子がいっぱいです。

私自身も特別に運動ができるわけではありません。

いや、どちらかと言えば運動はそこまで得意な方ではありませんでした。

(もちろんそんな私は体育の先生ではありません笑)

勉強も大切ですし、私も授業には力を入れています。

しかし、それ以上に体力の低下や運動能力の低下は、

子ども達の人生において大きな弊害になるのではないか

と、私は思っています。

そんな大袈裟なと思うかもしれませんが、

実際に運動会の練習や、体育大会の練習などで、

今までだったら有り得ないようなケガをする子が出ています。

走っている時に転んで、手をつけずに鼻の骨を折った子

大縄跳びで、飛ぶタイミングが分からずそのまま縄で転んで腕の骨を折った子

普段の生活で確かに高い運動能力は必要ないかもしれません。

しかし、歩いたり走ったり、跳んだりといった最低限の運動能力は、

日常生活の中でも必要だと思います。

そのレベルにまで影響が出ている子がいるのが、

春日井市(だけではないですが)の小中学生の現実です。

2ではどうすれば良いの?

この問題を解決する方法はシンプルです。

運動する機会を増やせばいいのです。

これは何も運動の習い事をしないといけないということではありません。

とにかく外で動く機会を増やすだけで変わります。

私たち春日井市民のほとんどは車を持っていて、

近くに出かける時でも気軽に車を使うと思います。

例えば近くに行く時に、車ではなく歩いて一緒に行く

そんな簡単なことでも積み重ねで変わっていきます。

うちの息子もそうですが、家でYoutubeやゲームをしていて、

ほかっておけば、1日家に簡単に引きこもれるのが現在です。

私は運動ができない、苦手な子供を目の当たりにしてきたので、

我が子には、小さい頃からできるだけ運動の機会を与えてきました。

休日は公園に連れて行って1時間くらい遊ばせる。

家の中にトランポリンを置いておく。

特に特別なことはなく、無理なくやれることですが、

親が運動することを推奨していると、子供も自然とやるようになっていきます。

その結果、全国平均程度には運動ができるようになっています。

(春日井市の学校内だとこれでも結構上位になります笑)

3学校ができること

春日井市では、夏は熱中症指数が31を超えた場合、

部活動も含めた全ての運動ができなくなります。

これはプールも含めての話です。

最近は6月の終わりにはかなり暑くなるので、運動制限がかかります。

熱中症のリスクを考えれば仕方のないことだと思います。

また、部活動に関しても活動時間や日にちに制限がかかり、

昔のようにできない状況になっています。

もちろん私たち教員の生活を守るためにやってくれたことで、

私も家族の時間ができてとても感謝しています。

しかし、それに代わる運動の機会が無いことも私は問題だと考えています。

小学生は部活動がそもそもないので、

週に3、4時間の体育の授業でしか運動しない子もいるかもしれません。

クロムブックが配られたこともあり、外で遊ぶ子供も減っています。

そんな今だからこそ、子供に外で遊ぶ機会を!

春日井市の学校がその意識で取り組めば、

必ず子供達も運動をするようになると思っています。

体育の時間に運動量を確保できる内容にするでも良いですし、

外遊びを推奨するキャンペーンをやってもいいですし、

何か特別にプラスする必要はないんです。

問題意識を持って取り組むだけで良いのではないかと思います。

取り組んだ結果も、体力テストなどで出てくると思います。

4最後に

春日井市の子供の現状と、危機意識を持って欲しいと思い、

今回の記事を書かせてもらいました。

私のブログでは、春日井市で外遊びができる場所を紹介しています。

もしお子さんがまだ公園で遊ぶ年齢だとしたら、

ぜひ一緒に遊びに行ってあげてください!

コメント